企業のAI活用/導入事例
ワークマン、画像生成AIで商品撮影を代替 アプリ通知の開封率1.5倍に
ITmedia NEWS•2026年8月6日
AI生成画像
作業服チェーンのワークマンが2025年から、Googleの画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image」と動画生成AI「Veo」をEC商品画像制作に活用していたことが分かりました。撮影が予定通り進まない場合の代替手段として運用し、アプリ通知の開封率が1.5倍に向上した例もあります。
これまでの流れ
小売業界では、画像生成AIをコンテンツ制作の実務に組み込む動きが広がっています。
小売業界のAI活用
EC・販促コンテンツ制作への生成AI活用が拡大
小売業界では、商品画像や販促バナーの制作コストを抑えつつ、コンテンツの量と鮮度を維持する手段として、画像生成AIを実務に組み込む動きが広がりつつあります。
ワークマンの経営スタイル
少数精鋭の運営体制で効率的な施策を重視
ワークマンは、少数精鋭の体制で店舗運営・商品開発を行う経営スタイルで知られており、限られた人員でいかに効果的な施策を打つかを重視してきたとされています。
2026年8月6日
今日
ワークマン、画像生成AIで商品撮影を代替 アプリ通知の開封率1.5倍に
要点
- 作業服チェーンのワークマンが2025年から、グーグルの画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image(NanoBanana)」と動画生成AI「Veo」を、EC商品画像やアプリ通知画像の制作に活用していることが8月6日、ITmedia NEWSの取材で分かりました。
- 防水シューズの雨天使用シーンなど、実際の使用シーンを生成画像で補う形で活用しています。
- 商品撮影のスケジュールが予定通り進まなかった場合や、ロケ・モデルの手配が難しいケースで代替コンテンツを制作する運用で、担当者は「これまでなら諦めていたケースをかなり救えるようになった」とコメントしています。
- 同社は「生成AIが従来の人手による撮影をすべて代替した」わけではなく、あくまでトラブル時などに限定した『スポット利用』と位置づけています。アプリ通知の開封率が1.5倍に向上した例もあり、少数精鋭体制で運営する同社らしい実用的な活用事例として紹介されています。
なぜ重要か
ワークマンの事例が示すのは、生成AIを『撮影の全面代替』ではなく『撮影が崩れた時の保険』として位置づける、地に足の着いた活用の仕方です。華々しい全面導入の物語ではなく、限られたリソースの中で実務上の穴を埋める使い方であるからこそ、多くの中堅・中小企業にとって参考にしやすい事例といえます。アプリ通知の開封率が1.5倍に向上したという具体的な成果は、画像のクオリティ向上が顧客の実際の行動変容につながることを示しており、生成AI活用の効果を定量的に語れる貴重な実例です。
この先の見立て
ワークマンが今後、生成AIの活用範囲をどこまで広げるか、また同業他社が同様の『スポット利用』型の導入を追随するかが注目されます。
※ アプリ通知開封率の具体的な測定条件や、生成AI活用によるコスト削減効果の定量評価については、記事執筆時点(2026年8月6日)で詳細が確認できていません。
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