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上海AI大会「WAIC2026」が閉幕、チューリング賞受賞者ら1500人超が参加
レコードチャイナ•2026年7月20日
上海で開かれていた「世界人工知能大会(WAIC)2026」が7月20日に閉幕しました。チューリング賞受賞者ら1500人超が参加し、初の学術部門や300超の新製品発表など、次世代AIをめぐる議論が交わされたとされています。
これまでの流れ
WAICが上海で開催されるようになった経緯と、今回の閉幕に至るまでの流れを振り返ります。
2018年9月
WAIC第1回が開催
上海で初めて「世界人工知能大会(WAIC)」が開催され、以降、上海市が継続してAI分野の国際会議を主催する枠組みとなったとされています。
2025年7月
「グローバルAI協力機構」設立を提案
WAIC2025の開幕式で李強首相が、AI技術の独占や分断を防ぐための新たな国際協力の枠組みとして「グローバルAI協力機構」の設立を提案し、本部を上海に置く構想を示したと報じられています。
2026年7月16日
世界人工知能合作組織(WAICO)が発足
WAIC2026の開催期間中、29カ国が協定に署名し、AI分野の政府間国際組織「世界人工知能合作組織(WAICO)」が上海で正式に発足したとされています。国連のグテーレス事務総長も署名式に出席したと伝えられています。
2026年7月20日
今日
上海AI大会「WAIC2026」が閉幕、チューリング賞受賞者ら1500人超が参加
要点
- WAIC2026は7月17日から20日まで上海で開催され、チューリング賞やフィールズ賞、ノーベル賞受賞者や各国のアカデミー会員ら約115人を含む、AI分野の研究者1500人超が参加したとされています。
- 今回初めて学術部門が設けられ、10カ国以上から寄せられた論文の中から57本が採択され、優秀な発表者には旅費助成や研究プロジェクト申請の機会が提供されたと報じられています。
- チューリング賞受賞者のリチャード・サットン氏は、AIが人間の作ったデータに依存する時代から、機械が自ら経験を積み重ねて学習する時代へ移行していくとの見方を示したとされています。
- 会場では300を超える製品が世界で初めて披露されるなど、次世代AIの技術動向を示す発表が相次いだということです。
なぜ重要か
WAIC2026は、AI研究の学術的成果を初めて公式に審査・発表する場を設けた点で、これまでの製品展示中心のイベントから一歩踏み出した会議になったと言えます。あわせて会期中には、政府間の国際組織「世界人工知能合作組織(WAICO)」が上海で発足しており、中国が技術開発とルール形成の両面でAI分野の存在感を高めようとする動きが重なって示された形です。サットン氏らが示した「機械が自ら経験を蓄積する時代」という見立ては、今後のAI研究の方向性を考える視点として注目を集めているとされています。
この先の見立て
今後は、学術部門で採択された論文がSpringerの論文集として出版される予定とされており、WAICの学術的な位置づけがさらに強まっていく可能性があります。また、会期中に発足したWAICOが今後どのように加盟国を増やし、AIガバナンスの実務にどこまで踏み込んでいくかも注目されます。欧米主導のAI規制の枠組みとは異なる潮流が生まれつつあるとの見方もあり、国際的なAIルール形成の行方を占ううえで、WAICOの今後の活動が一つの指標になるとみられています。
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