企業戦略・自動車
スズキ、「軽」EVを欧州輸出へ 日本独自規格で現地・中国勢に対抗
日本経済新聞•2026年8月3日
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スズキは8月3日までに、日本独自規格である軽自動車のEVを2027年にも欧州へ投入する方針を明らかにしました。静岡・湖西工場生産の国内向け軽EVを転用し、英国やイタリア等での販売を検討。低価格・コンパクトの強みで現地メーカーや中国勢に対抗します。
これまでの流れ
日本の自動車メーカーは、軽自動車の海外展開を模索する動きを強めています。
国内軽自動車市場の動向
少子高齢化・人口減少で国内軽自動車市場は縮小傾向
日本国内の軽自動車市場は、少子高齢化や地方人口の減少を背景に、中長期的な縮小傾向が続くとみられており、自動車メーカー各社は新たな成長機会を海外に求める動きを強めています。
欧州EV市場の競争激化
欧州では中国メーカーの低価格EVが存在感を強める
欧州のEV市場では、BYDをはじめとする中国メーカーが低価格帯の車種を相次いで投入しており、既存の欧州メーカーにとって大きな競争圧力となっています。
2026年8月3日
今日
スズキ、「軽」EVを欧州輸出へ 日本独自規格で現地・中国勢に対抗
要点
- スズキは8月3日までに、日本独自規格である軽自動車の電気自動車(EV)を2027年にも欧州へ投入する方針を明らかにしました。
- 2026年度中に静岡県の湖西工場で生産を始める国内向け軽EVを転用する計画で、英国やイタリアなど複数国での販売を検討しています。
- 軽自動車ならではの低価格でコンパクトという強みを生かし、価格競争力を強める欧州の現地メーカーや、EV市場で存在感を高める中国勢に対抗する狙いがあるとしています。
- 国内の軽自動車市場が縮小傾向にある中、海外展開を成長のけん引役として位置付ける動きであり、日本独自規格の車種をそのまま海外へ持ち込むという、これまでとは異なるアプローチとして注目されています。
なぜ重要か
日本独自の軽自動車規格をそのまま欧州市場に持ち込むという発想は、これまでの『現地仕様に合わせて開発する』という自動車輸出の常識とは異なるアプローチです。軽自動車は税制優遇を前提とした日本独自の規格であるため、欧州でそのまま同等の優遇が受けられるわけではありませんが、コンパクトで低価格という特性自体は、都市部での小型車需要や、中国勢の低価格攻勢に対抗する武器になり得ます。国内市場の先細りが見込まれる中、日本メーカーが自国の強みをどう海外市場での差別化要因に転換できるかを示す試金石といえます。
この先の見立て
実際の欧州での販売価格や、現地の充電インフラ・規制環境にどう対応するかが今後の焦点です。他の日本メーカーが同様に軽自動車の海外展開を検討するかどうかも注目されます。
※ 具体的な販売価格や欧州各国での投入時期の詳細については、記事執筆時点(2026年8月3日)で明らかになっていません。
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