経済/外食・物価
スシロー、看板商品「まぐろ」値上げ 物流費・人件費高騰で7月22日実施
あきんどスシロー公式サイト•2026年7月22日
スシローが看板商品「厳選まぐろ赤身」を値上げしました。定番メニューの一部を対象に、物流費や人件費の高騰を背景とした価格改定です。
これまでの流れ
今回の値上げに至るまでの流れを振り返ります。
2022年10月〜
「1皿100円」終了
スシローは2022年10月、約38年間続いた「1皿100円(税抜)」の均一価格を終了し、郊外型店舗で最低価格を1皿120円(税込)に引き上げました。水産物価格の高騰が背景とされています。
2025年10月
くら寿司が大幅値上げ
くら寿司は2025年10月31日、95品目を対象に平均20.8円の値上げを実施しました。まぐろの仕入れ価格が2020年比で約1.6倍、サーモンは約2倍に高騰したことなどが理由として挙げられています。
2026年5月
はま寿司もまぐろ値上げ
はま寿司は2026年5月26日、まぐろなど4品を一皿110円から132円に値上げしました。円安によるまぐろの仕入れコスト上昇が主な要因とされています。
2026年7月22日
今日
スシロー、看板商品「まぐろ」値上げ 物流費・人件費高騰で7月22日実施
要点
- 厳選まぐろ赤身は通常一皿120円(税込)から150円(税込)に引き上げられ、値上げ幅は30円となりました。
- 値上げの対象は定番メニューの約1割にとどまり、対象商品では20〜30円程度の値上げが実施されたと報じられています。
- 一方でサーモンやいか、えびなど人気商品の価格は据え置かれ、集客力の高い商品を守る姿勢がうかがえます。
- 同社は物流費・人件費の上昇に加え、天候不順による漁獲量の変動が続いていることを理由に挙げています。
なぜ重要か
回転寿司業界では、くら寿司やはま寿司に続き、業界最大手のスシローもまぐろを中心とした値上げに踏み切った形です。まぐろは各社の看板商品であり、集客の核とされてきただけに、その価格改定は消費者の店舗選びや外食全体の値ごろ感に影響を与える可能性があります。一方でサーモンなど人気の据え置き商品もあり、各社が値上げ品目を選別しながら客離れを防ごうとする戦略がうかがえます。水産物の国際相場や円安が続く限り、同様の動きは今後も他チェーンに波及する可能性があるとみられています。
この先の見立て
今後も水産物の国際相場や円安、物流費・人件費の高止まりが続けば、回転寿司各社でさらなる価格改定が検討される可能性があります。スシローは今回、値上げ対象を定番メニューの一部にとどめ、サーモンなど集客力の高い商品を据え置いたことから、今後も客足への影響を見極めながら段階的に価格を調整していく姿勢がうかがえます。消費者にとっては、店舗ごとの値ごろ感の違いがより意識される場面が増えていくと考えられ、各社のメニュー構成や販促施策の動向が引き続き注目されます。
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