2026年7月15日
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日経平均終値1008円高、AIで進む優勝劣敗 米IBMショック波及

日本経済新聞2026年7月15日

15日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前日比1008円高の6万8751円で取引を終えました。米IBM決算ショックの反動でAI・半導体関連株に資金が向かい、業種間の「優勝劣敗」が鮮明になっています。

これまでの流れ

今回の株高に至るまでの流れを振り返ります。

2026年6月25日
日経平均が史上最高値を更新
AI・半導体関連株を中心とした好業績相場を背景に、日経平均株価は終値ベースで史上最高値となる7万2366円34銭を記録しました。
2026年7月9日
半導体株高で日経平均が反発
前日の米半導体株高を追い風にアドバンテストや東京エレクトロンなどAI・半導体関連株への買いが広がり、日経平均株価は前日比924円80銭(1%)高の6万7743円85銭で取引を終えました。
2026年7月14日
米IBM決算ショックと米CPI下振れ
米IBMの決算が市場予想を下回ったことを受けて株価が25%超急落し、少なくとも過去58年で最大の下げ幅を記録しました。マイクロソフトやオラクルなどソフトウエア関連株にも売りが波及した一方、米CPIが市場予想を下回ったことで早期の利上げ観測が後退しました。
2026年7月15日
今日
日経平均終値1008円高、AIで進む優勝劣敗 米IBMショック波及

要点

なぜ重要か

今回の値動きは、AI(人工知能)の恩恵を受ける業種とそうでない業種の間で株価の明暗が分かれつつあることを示しています。IBMの決算では、顧客企業が半導体やサーバーへの投資を優先し、業務ソフトウエアへの支出を抑えていることが明らかになりました。この構図が東京市場にも波及し、AI関連の値がさ株(株価水準の高い銘柄)や半導体関連株には買いが集まる一方、恩恵が及びにくい業種は伸び悩んでいます。

この先の見立て
今後も米国の主要企業の決算発表が相次ぐ中、AI関連投資の恩恵を受ける企業とそうでない企業との選別が一段と進む可能性があります。あわせて、米国の物価動向や金融政策の先行き次第では、投資家心理が急変するリスクも残ります。日本株についても、AI・半導体関連株への資金集中が続くかどうかが、相場全体の方向性を左右する重要な要素になるとみられます。今後の決算シーズンや米金融当局の動向を注視する必要がありそうです。
出典記事を読む
日本経済新聞
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