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MCP仕様が7月28日にステートレス化、GitHubも即対応
Publickey•2026年7月27日
AIエージェントとツールをつなぐ標準規格「MCP」が7月28日、セッション管理を廃止した新仕様に切り替わります。GitHubは早くも対応版サーバーの同日リリースを発表しました。
これまでの流れ
MCPがステートレス化に至るまでの経緯を振り返ります。
2024年11月
MCPが誕生
Anthropicが、AIモデルと外部データ・ツールを接続するオープンな標準規格として「Model Context Protocol」を公開しました。仕様やSDK、参照実装が無償で提供され、以後多くの開発ツールやAIサービスが対応を進めています。
2025年3月
セッション管理の仕組みが仕様化
仕様改定版「2025-03-26」で、リモートのMCPサーバーと通信する方式「Streamable HTTP」が導入されました。この際、接続を維持するための「Mcp-Session-Id」ヘッダーによるセッション管理が仕様に組み込まれ、以降の標準的な実装方式として定着したとされています。
2025年12月
ステートレス化の方針を公表
MCPの仕様策定を担うTransport作業部会が、企業規模でのリモート運用におけるセッション管理の負担(ロードバランサーでの接続維持や共有ストアの必要性など)を課題として挙げ、プロトコルをステートレス化する方針をブログで公表しました。6件の仕様変更提案(SEP)を通じて具体化を進めるとしています。
2026年7月27日
今日
MCP仕様が7月28日にステートレス化、GitHubも即対応
要点
- MCPの次期仕様「2026-07-28」は7月28日に正式版として公開され、これまで必須だった初期化ハンドシェイクとセッションID(Mcp-Session-Idヘッダー)による状態管理が廃止されます。
- 新仕様ではクライアント情報をリクエストごとに送る方式に切り替わり、サーバー側の機能一覧も新設の仕組みを通じて取得するよう変更されるとされています。
- ステートレス化により、複数のMCPサーバーを単純なラウンドロビン型のロードバランサーで運用できるようになり、セッション維持用の共有ストアなどが不要になると説明されています。
- GitHubは7月28日に新仕様対応のMCPサーバーをリリースすると発表しており、主要SDKでは後方互換性が保たれる方針のため、既存の利用者への影響は小さいとみられています。
なぜ重要か
MCPは2025年12月にLinux Foundation傘下のAgentic AI Foundationへ寄贈され、Microsoft・Google・AWSなど複数企業が支援する業界標準となっています。今回のステートレス化は、MCPサーバーを大規模に運用する企業にとって、セッション維持用の共有ストアや特別な設定が不要になることを意味し、導入・運用コストの低減が期待されます。GitHubが仕様の正式公開前から対応版サーバーを準備している点からも、実務への影響の大きさがうかがえます。
この先の見立て
正式仕様は7月28日に公開される予定で、GitHub以外の主要なMCPクライアント・サーバーでも今後対応が進むとみられます。Tier 1 SDKでは後方互換性が保たれる方針のため、既存実装が急に動かなくなる心配は小さいとされていますが、独自にセッション管理を実装しているサーバーやツールは、順次新方式への移行が必要になりそうです。今後の対応状況やエコシステム全体への波及を注視したいところです。
※ 本記事は仕様の正式公開(7月28日)を目前にした時点の情報に基づいています。GitHub以外の対応状況やエコシステムへの影響は今後変わる可能性があります。
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