2026年7月12日 夕方版
経済/物価・生活

コメの店頭価格、2週連続下落 備蓄米放出時を下回る1年7カ月ぶり安値

日本経済新聞2026年7月10日

コメの店頭価格が2週連続で値下がりし、2025年の備蓄米放出時よりも安い、約1年7カ月ぶりの水準になったと報じられています。

これまでの流れ

このニュースに至るまでの流れを振り返ります。

2024年夏〜
令和の米騒動
2023年の猛暑による収穫量減少やインバウンド需要の増加などが重なり、コメの品薄・価格高騰が社会問題化しました。
2025年1月〜3月
政府備蓄米の放出開始
農林水産省は1月31日に大凶作以外でも備蓄米を放出できる新ルールを発表し、3月10日の入札を皮切りに政府備蓄米の放出が始まりました。
2026年1月〜
作付け意欲の高まりで生産量が需要を上回る見通しに
高値が続いたことを受けて2026年産の作付け意向調査では生産量見込みが需要見込みの最大値を上回り、農水省も供給過剰による価格低下の可能性を指摘していました。
2026年7月10日
今日
コメの店頭価格、2週連続下落 備蓄米放出時を下回る1年7カ月ぶり安値

要点

なぜ重要か

コメ価格の動向は、家計の食費だけでなく物価全体の体感にも直結します。2024年以降の価格高騰は多くの家庭の負担となってきたため、今回の下落は消費者にとって歓迎される材料といえます。一方で、価格の急落は生産者の収益を圧迫し、コメ作りを続ける意欲を削ぐ懸念もあります。需給バランスが崩れて乱高下する状況が続けば、将来的な安定供給にも影響しかねないため、価格の推移は今後も注視すべき指標とされています。

この先の見立て
農林水産省の見通しでは、2026年産の主食用米生産量は需要見込みの上限を上回る水準になるとされ、供給過剰による価格下落基調がしばらく続く可能性があるとされています。今後は新米の出回り時期にかけて価格がどこまで下がるか、また生産者の収益悪化にどう対応するかが焦点になるとみられます。政府による需給調整策や生産者支援の動向とあわせて、店頭価格の推移が注目されます。
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日本経済新聞
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