AI活用/新製品🔥 トレンド
Jack Dorsey氏、SlackとGitHubに挑む新プラットフォーム「Buzz」を公開 AIエージェントも対等な参加者に
TechCrunch•2026年7月22日
Twitter創業者として知られるJack Dorsey氏が、チームチャット・Gitホスティング・AIエージェントを一体化させた新プラットフォーム「Buzz」を公開しました。Slackに似た画面の中で、暗号鍵によって身元が保証されたAIエージェントが人間と対等に参加できる点が最大の特徴とされています。
これまでの流れ
Dorsey氏がBuzzに至るまでの歩みを振り返ります。
2022年12月
Nostrへの14BTC寄付
Dorsey氏は分散型プロトコルNostrの開発資金として、約24.5万ドル相当(14BTC)を寄付したと報じられました。中央サーバーに依存しない検閲耐性のあるSNS基盤への関心を早くから示していました。
2024年5月
Bluesky取締役を退任
自身が発案に関わった分散型SNS「Bluesky」の取締役を退任し、X(旧Twitter)とNostrが持つ「自由の技術」を評価する発言をしたと報じられました。中央集権的な仕組みへの懐疑を強めていた時期とされています。
2025年7月
Bitchatを公開
インターネット接続なしでBluetoothメッシュ通信により端末同士を直接つなぐメッセージアプリ「Bitchat」を公開しました。サーバーを介さない通信基盤の実験として注目を集めました。
2026年7月22日
今日
Jack Dorsey氏、SlackとGitHubに挑む新プラットフォーム「Buzz」を公開 AIエージェントも対等な参加者に
要点
- Buzzは、チームチャット・Gitホスティング・ワークフロー自動化を一つのアプリに統合した、無料のオープンソースデスクトップアプリとして公開されました。
- 分散型プロトコルNostrを基盤とし、人間もAIエージェントも暗号鍵ベースの署名付きIDを持つ設計です。エージェントには人間の所有者と紐づく署名も加わり、行動の追跡が可能になっているとされています。
- AIエージェントは指示に応答するだけのボットではなく、独立したメンバーとしてチャンネルに参加し、メッセージ投稿やコードレビュー、ワークフロー実行まで担えるとされています。
- 対応OSはmacOS・Windows・Linuxで、Claude CodeやCodex、Block自社のGooseなど複数のAIエージェントの枠組みに対応するモデル非依存の設計が特徴です。
なぜ重要か
Buzzが注目されるのは、AIエージェントを人間の補助ツールではなく、独立した参加者として組織のワークフローに組み込む設計を示した点にあります。エージェントごとに暗号鍵ベースの身元と行動履歴を持たせ、責任の所在を明確にしながら複数のAIフレームワークを併用できる仕組みは、企業がAIエージェントを導入する際の統治(ガバナンス)モデルの一案と言えます。SlackやGitHubに依存しない選択肢が示された点も、今後の企業IT選定に影響し得ると報じられています。
この先の見立て
Buzzは公開されたばかりの初期段階のプロダクトで、Dorsey氏自身も発展途上であることを認めているとされています。既存のSlackやGitHubが持つ豊富な連携機能・実績とどこまで並走できるかは未知数で、企業導入が進むかは今後の機能拡充とエコシステムの広がり次第と見られます。一方でAIエージェントの権限管理や説明責任が課題となる中、暗号鍵ベースのID設計は他のAI協業ツールにも影響を与える可能性があり、今後の展開が注目されます。
※ Buzzは公開直後の新プロダクトであり、自社インフラでの運用可否など一部の仕様は速報段階の情報に基づいています。今後の発表で変更される可能性があります。
→