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Google、パスワード不要の「セルフィー動画サインイン」を発表 なりすまし・ディープフェイク対策も搭載
Google公式ブログ•2026年7月24日
Googleが、顔の動きを撮影した動画でアカウントにサインイン・復旧できる新機能を発表しました。なりすましやディープフェイクへの対策も組み込まれています。
これまでの流れ
今回の発表に至るまでの流れを振り返ります。
2023年10月
パスキーが既定の選択肢に
Googleは、生体認証や画面ロックのPINでサインインできる「パスキー」を、個人アカウントの既定のサインイン方法に設定したと発表しました。パスワードに依存しない認証への移行を進める転換点とされています。
2025年10月
詐欺対策機能をまとめて強化
Googleは、メッセージアプリでの不審リンク警告や、信頼できる友人・家族を『復旧用の連絡先』に指定してアカウントへのアクセスを取り戻せる仕組みなど、詐欺対策の新機能をまとめて発表しました。
2026年6月
AIなりすまし電話の検知機能も追加
GoogleはAndroid向けに、AIによるディープフェイクを使ったなりすまし電話を検知する「フェイク着信検知」機能の提供を開始しました。家族や上司の声を模倣する詐欺被害の増加を受けた対応とされています。
2026年7月24日
今日
Google、パスワード不要の「セルフィー動画サインイン」を発表 なりすまし・ディープフェイク対策も搭載
要点
- Googleは、指定された頭の動きを撮影する短い動画を使い、サインインやアカウント復旧時に本人確認を行う「セルフィー動画サインイン」を発表しました。
- 静止画や事前に用意した映像では通過できないよう、その場でのライブ映像との照合を求める『liveness(生体性)検知』の仕組みが取り入れられており、なりすましやAIによるディープフェイクを使った不正アクセスを防ぐ狙いがあるとされています。
- 撮影された動画データは本人の同意のもとで暗号化して保存され、Googleアカウントの設定画面からいつでも削除できるとされています。
- この機能はパスワードや既存の認証方法に取って代わるものではなく、あくまで追加の選択肢として位置づけられていると報じられています。
なぜ重要か
パスワードは使い回しや情報流出で突破されるリスクが根強く、二要素認証やパスキーへの移行が進む一方、アカウント復旧の場面は依然として弱点とされてきました。復旧時によく使われる秘密の質問や電話番号確認は、情報漏えいやSIMスワップの手口で突破される可能性が指摘されています。今回の機能は、その場での顔の動きを照合するliveness検知を取り入れ、静止画やAI生成映像による突破を防ごうとする試みであり、なりすましの手口が巧妙化する中、認証の最後の砦を強化する狙いがあると考えられます。
この先の見立て
Googleは今回の機能をパスワードや既存の方法に置き換わるものではなく、追加の選択肢と位置づけています。当面は対応地域や年齢などの条件を設けつつ段階的に展開していくとみられます。顔の動画という機微な情報を扱うため、保存方法や削除のしやすさ、第三者提供の有無といった運用面の透明性が今後も問われそうです。あわせてAIによるなりすまし技術も日々進化しており、liveness検知の精度が実運用でどこまで通用するのか、今後検証されていくことになると考えられます。
※ 対応地域や年齢制限、提供開始時期など運用の詳細については、報道時点で全容が明らかになっていない部分があります。
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