2026年7月28日
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Anthropic「Claude」の共有チャットがGoogle検索に表示、機微情報含む会話が第三者から閲覧可能な状態に

ITmedia ビジネスオンライン2026年7月28日

Claudeの「共有」機能で発行したチャットのリンクが、Google検索経由で誰でも閲覧できる状態になっていたことが分かりました。暗号資産の秘密鍵や個人情報を含む会話も見つかったとされ、AIチャットボットの共有機能に潜むプライバシーリスクが改めて浮き彫りになっています。

これまでの流れ

同種の問題は、実は今回が初めてではありません。これまでの経緯を振り返ります。

2025年7月末
ChatGPTの共有チャットが大量流出
米OpenAIの「ChatGPT」で、会話を検索エンジンから発見可能にする共有設定を使ったチャットがGoogle検索にインデックスされていたことが判明しました。推計で約10万件に上るとされ、OpenAIは8月上旬までに当該設定を無効化しました。
2025年8月
Grokでも同様の共有リンク流出
イーロン・マスク氏率いる米xAIの「Grok」でも、共有ボタンで生成したリンクが検索エンジンの索引化を防ぐ設定を欠いていたため、約37万件の会話がGoogle検索でアクセス可能になっていたと報じられました。
2026年7月28日
今日
Anthropic「Claude」の共有チャットがGoogle検索に表示、機微情報含む会話が第三者から閲覧可能な状態に

要点

なぜ重要か

生成AIチャットボットは、仕事の相談や健康・法律の悩みなど、本来は他人に見せるつもりのない内容を率直に入力する場として使われる機会が増えています。共有機能で生成されるリンクは、共有文書以上に機微な情報を含みやすいとされ、設定の不備が起きた場合の影響は個人情報の閲覧にとどまらず、資産や信用情報の悪用にもつながりかねません。今回の件は、便利な「共有」機能の裏側にある設計上のリスクを、利用者自身が意識する必要性を改めて示したといえそうです。

この先の見立て
Anthropicは指摘を受けて検索エンジンからの索引化を防ぐ設定を追加したとみられますが、過去に生成された共有リンク自体は引き続き有効な場合があり、対応が完了したかは不透明です。ChatGPTやGrokでも同種の問題が繰り返されてきた経緯を踏まえると、共有機能の設計を業界全体で見直す動きが強まることも考えられます。利用者側も、共有前に機微な情報が含まれていないか見直すといった自衛的な対応が求められそうです。

※ Claudeの共有チャットが実際に何件流出したか、また過去に生成されたリンクの無効化がどこまで完了しているかについては、記事執筆時点(2026年7月28日)で確定情報が乏しく、続報で状況が変わる可能性があります。

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