2026年7月22日
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Anthropicの15億ドル著作権和解、米連邦判事が承認 著者への支払いは1冊あたり約3,000ドル

Dataconomy2026年7月22日

Claudeの学習に海賊版書籍を使用したとして著者らに提訴されていたAnthropicの15億ドル規模の集団訴訟和解について、米連邦地裁が最終承認したと報じられています。1冊あたり約3,000ドルの支払いが見込まれ、米著作権訴訟としては史上最大級の規模とされています。

これまでの流れ

この和解に至るまでの経緯を振り返ります。

2024年8月
集団訴訟の提起
作家のアンドレア・バーツ氏らが、Anthropicが海賊版の書籍共有サイト(LibGenなど)から入手した書籍を無断でAI学習に使用したとして、著作権侵害を訴える集団訴訟を提起しました。
2025年6月
フェアユース認定と海賊版問題の切り分け
米連邦地裁のウィリアム・オルサップ判事(当時)が、適法に入手した著作権のある書籍をAI学習に用いること自体はフェアユース(公正利用)にあたると判断する一方、海賊版サイトからの書籍取得についてはフェアユースと認めず、別問題として扱う判断を示しました。
2025年8〜9月
15億ドル規模の和解合意
対象となる著作権者のクラス認定を経て、Anthropicは著者・出版社側と15億ドル規模で和解することに合意したと報じられました。
2026年7月22日
今日
Anthropicの15億ドル著作権和解、米連邦判事が承認 著者への支払いは1冊あたり約3,000ドル

要点

なぜ重要か

今回の和解は、AI企業と著作権者の対立において示談による解決に至った大規模な事例とされ、金額の規模から「史上最大級の著作権回収案件」として注目されています。加えて、判決が「著作権のある書籍でのAI学習自体はフェアユースにあたるが、海賊版サイトからの入手は別問題」という考え方を示した点は、生成AIの学習データを巡る他社の訴訟にも参照される可能性があり、業界全体のデータ調達のあり方に影響を与えるとみられています。

この先の見立て
Anthropicは今後、支払い手続きを進めていくとみられますが、和解はあくまで当事者間の合意であり拘束力のある判例とはならないため、他のAI企業を相手取った同種訴訟の行方は個別に判断されることになりそうです。生成AIの学習データの入手経路を巡る議論は今後も続くとみられ、著作権者側・AI企業側双方の対応や、業界の慣行にどのような変化が生じるか注目されます。

※ 和解合意の時期(2025年8月末〜9月)など一部の経緯は報道によって表現に幅があるため、正確な日付は一次資料でご確認ください。

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