半導体大手AMDがAI企業Anthropicに最大50億ドルを出資し、2ギガワット規模のGPUを共同展開する戦略的パートナーシップを発表しました。AI業界で相次ぐ「出資と発注」型の連携が、またひとつ加わった形です。
AMDとAnthropicの提携に至るまでの流れを振り返ります。
今回の提携は、AI開発企業と半導体メーカーが出資と発注で結びつく「循環取引」型の連携が一段と広がったことを示すものと受け止められています。AMDにとっては、NVIDIAが優位に立つAI半導体市場で有力な大口顧客を確保する意味を持ち、Anthropicにとっては特定メーカーへの依存を避け、Google・Microsoft・Nvidiaに続く調達先を確保する動きと位置づけられます。市場がAI関連株全体に敏感に反応したことも、投資家が業界再編を注視している表れといえそうです。
※ 日経平均株価の「一時800円超上昇」は7月23日午前時点の値動きとして報じられたものであり、同日中に相場が変動した可能性があります。またAMDの出資条件(取得する株式の種類・行使条件など)の詳細は、本稿執筆時点で公式資料の全容までは確認できていません。