2026年8月3日
AIセキュリティ/インフラ

AI生成の攻撃コードがWAFを89%すり抜け 攻撃側の「AI活用」が防御を上回る現実

ITmedia NEWS2026年8月3日
AI生成の攻撃コードがWAFを89%すり抜け 攻撃側の「AI活用」が防御を上回る現実
AI生成画像

AIが生成したSQLインジェクションの亜種攻撃が、オープンソースWAF「ModSecurity」を89%の確率ですり抜けるとする調査結果が報じられました。従来は人間が数日から数週間かけて開発していた攻撃コードを、AIが数分で生成できるようになったことが背景にあります。

これまでの流れ

生成AIを悪用したサイバー攻撃の高度化は、防御側の対応を急がせています。

AIによる攻撃能力の向上
生成AIが脆弱性発見から攻撃コード生成までを高速化
生成AIの能力向上に伴い、脆弱性の発見から攻撃コードの生成、防御回避手法の検証までを、攻撃者側が短時間で一気通貫に行えるようになってきているとされています。
防御側のAI活用
AIを活用した防御技術の開発も並行して進む
攻撃側のAI活用が進む一方で、防御側でもAIエージェントを使った脆弱性の自動発見・修正といった取り組みが進められており、攻撃と防御の両面でAI活用が拡大しています。
2026年8月3日
今日
AI生成の攻撃コードがWAFを89%すり抜け 攻撃側の「AI活用」が防御を上回る現実

要点

なぜ重要か

WAFは、Webアプリケーションを様々な攻撃から守るための基本的な防御手段として広く使われていますが、その検知をAIが高い確率ですり抜けられるという結果は、既存のセキュリティ対策の前提を揺るがすものです。攻撃コードの開発が『数日〜数週間』から『数分』に短縮されたことで、攻撃側は次々と新しい亜種を試すことが可能になり、防御側は従来よりもはるかに速いペースでの対応を迫られることになります。AIコーディング支援が開発現場に広がる中、新たな脆弱性を生み出すリスクとも隣り合わせだという指摘は、AI活用の恩恵とリスクが表裏一体であることを改めて示しています。

この先の見立て
WAFベンダー各社が、AI生成攻撃への対応をどう強化するかが今後の焦点です。防御側でもAIを活用した検知精度の向上が進むかどうか、攻撃と防御の『AI対AI』の競争がどう展開するかが注目されます。

※ 調査結果の具体的な検証条件や、実際の攻撃発生件数への影響については、記事執筆時点(2026年8月3日)で詳細が確認できていません。

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